はい、君…似合っているよ。中の子も綺麗だって。
…二人きりで儀式まがいなことをするのは、なんだか背徳的な気分になるわね。
硬度の違う僕たちの結婚は誰からも祝福されるものじゃないのかもしれない。
でも僕はあなたと一緒になれてよかった…これは本当の気持ちよ。
(彼が目の前で薄い布を広げ口元に寄せる)
…好きよ君。ずっと愛しているわ(コツン)
(布越しにキスをされ時が止まったかのように感じる)
(ピシッ)
!……ごめんなさい。やっぱりキスはできないのかも。
(ルチルに診てもらわなきゃね、そう言う彼の顔は少し暗かった)
(その日から彼が直接キスをしてくることは無かった)
Gお互い花冠を作って交換、二人ぼっちの結婚式を挙げる