そんなに力を込めたら僕の首より君の手の方が先に割れてしまう。お遊びじゃ済まないよ。
……君、僕に消えてほしい?
消えるとまではいかなくとも距離を置いてほしいはずだ。
最近の君はとても僕を愛しているようには見えない。むしろ嫌われている実感すらある。
…君のこと、無理やり月に連れてきて悪かったと思っている。ごめん。
僕に出来ることなら何でもする。だから……離れないで。
(頬に伸ばされただろう手が途中で止まり、触れることなく彼の元へと戻る)
(悲しい声色の一方表情は真顔で、それが無性に怖く感じた)
F首を絞める