名前:フォスフォフィライト

硬度119

かわいい!りりしい!

【イエロー視点】

(ユークによると、今日は一日雨の予測らしい)

(晴れ間が出ない限り月人はやってこないから、見回りは最小限で配置されている)

(俺は相方が月に行ってしまったばかりでペアがいない。自動的に居残り組に回された)

(今日一日暇な俺は朝礼後ユークに君を起こしに行くよう頼まれてしまった)


(君は俺たちの中でヘミモルの次に若く、今年で三百歳になる)

(昔はよく遊んでやっていたが、最近は手元を離れ他の奴らと仲良くやっている)

(そんな君の部屋を覗くが誰もいない)

(着替えは済ませたようで、ベッドの上に寝間着が畳まれている)

(こういう時は決まってラピスの部屋にいる。俺は踵を返し彼の部屋に向かう)

(二人はどうしてか前々から仲が良く、廊下でも一緒にいるのをよく見る)

(内容までは分からないが、ラピスの表情を見る限りあまり難しい話はしていなさそうだ)

(だからなおさら気にはなっていた。どうしてそんなに君に執着しているのかを)


?:ん…君、ここが気持ちいいんだね。声色が一段階上がった。

いいよ、君の好きな時にイけばいい…。



(……なにか聞こえたか?)

(落ち着いた声色が聞こえ耳を澄ませる。じっと聞いていると、その声はラピスの部屋からしているのが分かった)

(やっぱりな、二人して朝からサボりなんて…)

(なぜか閉じているカーテンに手をかけ開けようとした瞬間、聞いたことも無いような切ない嬌声が聞こえてきた)

闇落ちイエローおにいさま