…(君がずっと仁王立ちしている。喋りかけても無視されるし、回り込もうとすると僕の方へ背中を向けるし…。
もしかして話しかけるなってこと?今日は機嫌が悪いのかな……仕方ない)
君、はいこれ。
(耳元で声がしたかと思うと、後ろから腕が伸びてた)
(その手には一輪の花が可憐に咲いている)
可愛らしい花でしょ?君に似た花を見つけたから思わず摘んできてしまったんだ。
今日はあまり話したくないんでしょ?これだけ見せたかっただけだから…はい、あげる。
(花を持つと合金の腕が下がっていく)
(そのままどこかへ行くのだろうか、後ろからヒールの足音が響く)
(語ったのに全然伝わってないどころか、変な勘違いまでされてしまったようだ)
勢いよく振り向き全力ダッシュ後フォスに渾身の抱きつき攻撃