……やはり今日も…。
…隣、いつも通り座らせてもらうね。
名前は分からないけれど、珍しい花が咲いてたから摘んできたんだ。
彼岸花に似ているけれど、開花時期的に違う花だと思う。
…君の髪に映える、綺麗な薄紅色だ。
………夢の中での調子はどう?
真っ暗闇の中、一人で泣いてたりしないかな。
隣に僕が居て慰めてやれていたらいいんだけど。
…むしろ全員が君の周りに居て、普通に生活していて…そっちの方が居心地がよかったりなんかして。
…でも、そろそろ帰ってきてほしいんだ。
僕のエゴなのは分かっている。
こうやって話しているのだって君に起きてほしいからじゃなくて、自分の気持ちを整理したいだけなんだ。
……君ともう一度、話がしたい。
謝りたいこと、伝えたいこと、たくさんあるんだ。
…だから…そろそろ起きて……。
起きてよ……君……。
眠り続ける