ん…(コツン)
(遠くでモルガとゴーシェの声が聞こえる中、柱に隠れて口づけを繰り返す)
(最初は乗り気でなかったフォスも、だんだんと舌を挿しこんだりと深いキスをしてくる)
(自分の唇にだけ塗っていた樹脂も、今では互いの口内にまで広がっている)
(乾いた音と同時に響く湿った音に、気付かれるのではないかというスリルが増す)
…、…ふ…っ
(柱のちょうど後ろで声が聞こえた瞬間、フォスに噛み付かれるようなキスをされた)
(口は押し広げられ、舌は絡み合い、抱き寄せる腕は肩に、もう片方は下の方を弄られる)
(声を我慢しながら耐えていると、特に気づかれなかったのか声は遠くへと去っていった)
(フォスの両腕は一転し、ぐったりした体を労わるように支えてくれる)
…ごめん、ついやりすぎてしまった。
君が興奮しているようだったから…(ぎゅう)
(腰に力が入るようになるまで傍で支えてくれた)
皆に隠れてキスする