君……。
(膝の上に置いていた手をぎゅ、と握られ、彼の頭がもたれかかる)
(しばらくすると頭と背中に腕が回され、落ち着かせるように撫でられた)
…後ろ向きに考えてしまうのは、仕方ないことだとは思う。
でもそれだけじゃ何も解決しないし、何も進んでないことも…君は分かっているはずだ。
(先ほどよりも強い力で抱き締められる)
…君のすることなら何でも手伝うし力になる。約束する。
だから自分を責めたり無理だと決めつけないで。
失敗ばかりでも成功するまで続けたらいい。僕たち無駄に長生きだから、きっとできるはずだ。
…君ならできるよ、君。
(そう言って仕事の時間までずっと傍に居てくれた)
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