(inイマジナリー空間)

やはりこういった行為はキスで始まるようだね。僕たちは唇同士の接触が性欲に繋がっているようだ。

…なるほど、君たちは行為そのものを楽しんでいるんだね。稚拙で煮え切らない駆け引きが見れて興味深いよ。

特に彼の太ももに置いている手、直接触らないのは単に恥ずかしいからなのか、それともあえて触れないことにより想像させているのか…後で聞いてみよう。

…もう挿れるんだね。君の単純明快な誘いに彼は弱いらしい。僕だったらもっと時間をかけて君を愛撫してあげるというのに。

…僕が君の初めてになれなかった箇所を彼に突かれ気持ちいいのかい？君。

それほどまでによがるのなら僕も発情した彼のように腰を打ちつければよかっただろうか？…そんなこと、大切な君にはできなかっただろうけれど。

……気持ち悪いなぁ。君の中に汚い合金垂れ流さないでよ。

君を汚していいのも悲しませていいのも、この僕だけだったのに。





…はぁ…疲れてしまったよ、君…。