ッ…君!!
(今日は朝から晴れていて、仕事前、アンタークが学校にいるときに襲撃にあった)
(ちょうど廊下を歩いていて月人の矢に当たりそうだったが、彼が抱きかかえ走ってくれたため開かずにすんだ)
こんなに早く、しかも学校の真上に出るとは…。
先生は昨日の夜瞑想に入られた。おそらく起きてはいない…荷が重すぎるがお前が起こしてこい!
(彼が月人に向き直り走り出し、それを見て月人たちも弓を構える)
…ッ!?
(月人に向かい跳躍しようとした彼だったが、そのままバランスを崩し氷の張る池へと落ちてしまった)
(彼の足元を見ると、雪が溶けかけ滑りやすくなっているようだった)
(月人は弦を引いたまま動じない)
(彼が上がってきた時を狙い一斉に矢を放つのだろう…)
こっちよ月人!…拐うなら私を拐えばいい!