(休みの日、フォスが風邪を引いて寝込んでしまったため看病にあたることにした)
(部屋のドアをノックしお盆を持ちながら部屋へと入る)
ん…君…?
…僕のことはいいよ。うつるかもしれないし、君もやりたいことあるだろ。
(フォスの言葉を無視しておかゆを一口分すくう)
(ふーふーと息で冷ましレンゲを差し出すと、諦めたように口を開ける)
(以前のフォスだったら自分で食べられると言って間違ってでもあーんさせてくれなかっただろうに…反抗期も終わりが近いかな)
(もぐもぐと赤い顔で咀嚼している弟が可愛くて思わず頭を撫でる)
…また子供扱いして…姉って言うより母じゃん。
……(ぎゅう)
(最後の一口を飲み込みポカリを飲ませた後、甘えるようにこちらにくっついてきた)
………。
(声をかけても返事が無い。どうやら寝てしまったようだ)
(食べた後すぐ横にするとお腹に良くないかな…そう思いしばらくはこのままの体勢で居てあげることにした)
∞看病する