こんなところで寝ていては風邪を引くよ。
……君。
(お兄ちゃんの声を無視していると、耳のあたりに息を吹きかけられた)
(反応してしまいそうな体に力を入れぐっと我慢する)
…本当に寝ているのかい?
(それでも疑っているのか、服の裾から手が入り込み下着をずらされ胸を揉みしだかれる)
(いちいち気持ちいい部分を逸れていく指先に、寝返りを装い動くも触れられることなく過ぎていく)
…欲しがりだね、君は。
続きは君が覚醒している時にしよう。無反応はつまらないからね。
…耐えている姿は可愛かったけれど。
(頬に唇を落としお兄ちゃんは二階へと上がっていった)
(しばらくしてからぐったりした体を起こし、服を整え自分の部屋へと戻ることにした)
(疼いた体の熱を冷ますのに時間がかかり、次の日は寝不足になってしまった)
∞寝たふりをする