誰かに尾けられている気がする…ね。
相手の見当は付いているのかい?…そう。それは怖かっただろう。
…君、おいで。
(お兄ちゃんに手を引かれ包まれるように抱き締められる)
(いつもと変わらないお兄ちゃんの匂いに安心し目から涙が零れ落ちる)
泣かないで、きっと大丈夫だ。
まず登下校は僕が送ろう。学校に居る時も決して一人にならないように。
バイトは事が事だからしばらく休む方向で行こう。事情は僕の方から伝えておくよ。
…一週間で
解決する。
(一週間後、いつもの生活に戻ると以前のような気配は無くなっていた)
(本当にお兄ちゃんが何かしてくれたのかな…)