見つかったらセンコーに怒られるけどいいのか？まあ年頃だもんな。

俺も中坊の時に開けたし、お前のお洒落したい気持ちを汲むよ(なでなで)


(座っているお兄ちゃんの膝に頭を預けると、頭を撫でられた後耳たぶを触られる)


お前の耳たぶ柔らかいなぁ！ずっと触っていられる(ふにふに)

こんな可愛い耳たぶに穴を開けるなんて罪の意識を感じざるを得ないよ。


(指でやわやわと触られ少しくすぐったくなりお兄ちゃんの膝に顔を擦り付ける)

(布越しに感じる膝の温もりが気持ちいい)


それじゃあ始めるな。

最終確認で聞くが、本当に良いんだな？


(問いに頷いて答えると、優しい笑みを浮かべられ頭を撫でられる)

(消毒後鏡で見ながらペンで印をつけ、ピアッサーを噛ませてもらう)

(開ける時は声をかけてもらえるとはいっても、初めてのピアッサーに今更ながら恐怖心が生まれる)

(それを感じ取ったのか、先ほどよりも優しく、手の温かさを感じられるくらいにゆっくり頭を撫でられる)



…いつも見てきたはずなのに、いつの間にか大きくなっているものなんだな。

子供であり妹であると、思い続けていたかったのかもしれない。


(意味深な発言に上を向こうとすると、「よし、やるぞ！」と突然言われ目を閉じる)

(バチン！と大きな音がして耳がキーンとする)

(耳鳴りが治まってきたところでほんのりと痛みを感じるけど、我慢できない程ではなさそうだ)

(「じゃあ次は反対側だな」とお兄ちゃんに、穴あけが終わっても発言の意図を聞くことは出来なかった)