(稲光が走り遅れて一際凄まじい雷鳴が轟くと、思わず身を縮こませて自分の肩を抱いた。次々と瞬く稲光にぎゅっと目を瞑っていると、優しく抱き寄せられた)
はい、おいで我慢しないの。怖いならこうして俺にしがみ付いていいよ。
……光ってるとこ見るとどうしても怖くなるからね。こうして外見ないようにしながら俺とお話してようか。……やっぱり音が気になっちゃう?んー…じゃあ、俺のイヤフォン貸してあげる。
(耳にイヤフォンを付けて音楽をかけて貰うと雷鳴が聞こえなくなり肩の力が抜けていく。ぽんぽん、と一定の間隔で背中を優しく撫でられ安心して身を任せた)
雷怖い