及川「着替える前に外行こうとか一体なにさ。こう見えて俺は疲れてんの!いつも笑顔で元気に主将してるけどこう見えて疲れてんの!わかる?」
花巻「疲れてるアピールはわかったからちょっといいか」
松川「お前の大好きな○○もいるから安心してついて来い。行け岩泉」
岩泉「……」
及川「は?なんで目隠し…おいちょっと待て」
(変な目が付いたアイマスクを付けられ視界を塞がれた及川がおとなしく腕を引かれてそのままプールサイドへと連行された。しかしそこで及川の動きがピタリと止まる)

及川「ちょっと待て何か嫌な感じがする…!」
花巻「じゃ、アイマスク外していーぞ」

及川「え。プール………はぁぁぁぁぁぁぁ!?ちょっ、あ!!○○ちゃんまでいるじゃん!うわっ──」
(声を合わせて「せーの」で及川の背をぐっと押しやった。ぐらついた体はそのまま盛大に水飛沫をあげてプールの中へと落ちていく。大成功!とみんなでハイタッチしていれば、水面から顔をあげた及川はこちらを睨んだ)
及川「ちょっと!!鼻に思いっきり水はいったじゃん!!あー冷た。なるほどな!靴脱がされたのはこういうことか」
花巻「残念ながら及川選手ノースプラッシュとはいきませんでしたねぇ…」
松川「そうですね。結構な水飛沫でしたからね〜これは審査に大きく響く形となりそうです」
岩泉「1点」
花巻「3点」
松川「3点」
及川「飛込みの競技じゃねーから!!押されてんだよ!つーかコレ学校にバレたら怒られるんじゃない?ちょっと早く引き上げるよ!」
(プールから上がって来た及川の体にあらかじめ用意していたバスタオルをかけてあげると拗ねていた表情から一転して嬉しそうに顔を寄せてきた。髪から落ちる水滴が冷たい)
及川「見なよ○○ちゃんだけ俺に優しい…泣けてくるよ」
岩泉「一番ノリノリだったのは○○だけどな」
花巻「やりたい!って提案してきたの○○ちゃんだけどな」