何となく松川の前に立っていると「じゃあ俺マッキーにしよ!マッキーのペンだけにマッキー!」と及川が花巻の方へ行ってしまった。

残された松川に落書きする事に決まってしまった…!
松川の顔に落書き……どうしよう、何書こうそもそも書けるのだろうか。ぐるぐる悩んでいると小さな笑い声と共に松川が腰を折って目線を合わせてきた。
……何処となく顔が近い気がする。気のせいだろうか。


「○○。○○は俺の顔になに書きたい?」

耳元で囁きながらマジックを握っているあなたの手を包み込むように握る。何故だか近い非常に近い距離感がバグっている。そして動いた後だというのに仄かに良い匂いがする。寒いはずなのに顔がみるみる熱くなって視線を彷徨わせた。


「ほら○○好きにしていいよ。俺からは動かないから○○が好きに動いて」

すり、と頬を撫でられて微かに囁きを帯びた声音が耳朶を打つ。色気がすご…と震えていれば突如後ろから現れた及川にマジックを奪われて背に隠された。


及川「松っつんアウトーー!!」

岩泉「おま……お前はなんつーかこう…あーいや、まあいいわ」

花巻「○○ちゃんあっち避難してな。あのエロ魔神は俺たちが罰ゲームをくだす」


岩泉と花巻も加勢して松川への罰ゲームは三人によってくだされて良くわからないまま幕を閉じた。
松川に罰ゲーム