(先生に頼まれた仕事を終えて時間を確認すると、部活動もとっくに終わっている時間で、外も真っ暗だ。)

(早歩きでカバンを抱えながら歩いていると後ろから声がしてーー)


○○ちゃん、お疲れさま。

(とっくに部活を終えて帰宅しているはずの及川が声をかけてきた)

部誌書いてたからちょっと遅くなって。

それに、○○ちゃんの靴まだあったから居残ってんのかなーって心配だったしね!
だって暗いの苦手でしょ?
ホラ、早く帰ろう。ちゃんと家まで送るから。


(及川の優しさに胸がキュッとなって、嬉しくて不安な気持ちも吹き飛んだ)
帰る