「あ、良かったー…起きたんだ。具合はどうよ、ちょっとはマシになった?」


(こくりと頷きお礼を述べる)


(及川は眉尻を下げて安心したように笑ったあと直ぐに悲しげに目を伏せてしまう)


○○ちゃん隠すの上手くなったね。ちょっとだけ様子変だな、とは思ったけどこれだけ無理してるの気づかなかった。ゴメン。

もっと早く気づいてあげられたらこんな風に倒れたりしなかったでしょ。


(眉根を寄せて何か考える素ぶりを見せた及川が立ち上がった)

ゴメン、そろそろ部活行かないと。帰り送るからここで待っててね。

(頭をぽんぽん、と撫でて保健室を出て行った)

倒れるその後2