(家に戻って徹の宿題を見てあげることに。
算数の計算が間違っていたので横から教えてやると、ムッとした表情を浮かべた)
「あ、あとから!あとから見直しするつもりだったからまだ言わないでよ!!」
(はいはい、と苦笑いを浮かべながら黙って隣りで見守ることに。正解すると褒めて欲しそうにチラチラ見てくるので頭を撫でてあげた)
(その日の夜)
(ご飯もお風呂も済ませた所へ「バレーボールの試合テレビでやるから一緒におうえんしよう!」と誘われた)

「ふぉぉぉぉ!!お姉ちゃんいまのみた!?すごいスパイクだった!」
(テレビの向こうにいる選手が何かする度に説明してくれて、一緒にスティックバルーンを叩きながら応援した)
(バレーボールの中継が終わると怖いと有名なホラー映画が立て続けに入ってノリで一緒に観ることに。
…全て見終わる頃には、すっかり不安や恐怖にのまれて怯えきった徹が抱きついてきた)

「お姉ちゃん!!!いっしょに寝てあげないこともないけど!?こわかったでしょ!寝てあげる!!」
(かなり上から目線な誘い文句だったが、意地悪すると事態が拗れるので姉として折れてあげた)
(疲れていたのか、布団に入って抱きしめ合いながら瞼を閉じると直ぐに眠りについた)
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