及川「○○ちゃんおはよー寒いね。ちゃんとマフラー巻かないと風邪ひくよ」

神社の石段の前で及川たちと待ち合わせしてそれからお参りへ。風で乱れたマフラーの端を掴んで巻き直してくれてそのまま冷えた指を捉えられてぎゅぅっと優しく繋がれた。あたたかくて何より繋がれた手が嬉しくてにこにこ笑みを浮かべていれば、それに気づいた及川が「可愛い」と連呼してきて少し恥ずかしくなってきた。


花巻「お前ら俺たちも一緒なの忘れてない?」

松川「まあいいじゃん仲良くて」

岩泉「いいから早く並ぶぞ」

並んでいる間も手は繋がれたままで少しだけドキドキしながら順番を待った。
やがてお賽銭箱の前に立つと用意していたお賽銭を納める。ふと隣りを見ると財布を覗き込みながら固まる及川の姿が。どうしたのだろう…?


及川「やっべお札しかない小銭あると思ってた。岩ちゃん小銭貸して後から崩して返すからさ」

岩泉「お前初詣行くっつーのに小銭くらい確認しとけよ」

松川「奮発して千円いれとけば」

花巻「神様も及川の千円欲しいってさ」

及川「神様はそんなヤツじゃねーし!」

岩泉「お前らは神様の何を知ってんだよ…」

矢巾「あのー…先輩方、後ろつかえるから早くしないと」

結局岩泉が小銭を貸して無事にみんなでお参りを果たすことができた!
みんなで初詣2022