(みんなで帰宅途中。ポツポツと雨が降ってきてそれは次第に強まっていく)
(やばい、天気予報見てなかったから傘なんて持ってきてない…と焦った瞬間、同じタイミングで木兎も「傘もってきてねー!!」と叫び出した)
赤葦「そんなことだろうと思って普通の傘と折り畳み傘を持ってきました。木兎さんはコレ使ってください」
木兎「なっ、さすがあかーしやるなァ!」
木葉「出たよ木兎ファースト…たまにはスルーしろって言ってんのに」
赤葦「風邪をひかれたら面倒なので。…あ、○○さんはこっちですよ」
(ぐい、と腕を引かれて赤葦の身体に密着。雨粒が当たらなくなったと見上げると赤葦の傘に入れてもらえたようだった)
(これは俗に言う相合い傘では…)
木兎「あかーしズリィ!俺も○○と相合い傘したいー!」
赤葦「ではまず自分で傘を持ってきてくださいね。俺が貸した折り畳み傘じゃ二人は無理です。ただでさえ木兎さんはデカいんですから」
木兎「デカい!?横にか??」
木葉「どっちでもよくね。つーかどっか寄って行こうぜ腹へった〜」
赤葦「○○さんとこうして歩けるなら…雨も悪くないですね」
(少しだけ屈んだ赤葦が耳元で囁いてきた言葉にほんのり頬が赤らんだ)
○木葉くんとも相合い傘したい