(マネージャーの仕事もひと段落して休憩している部員と少し距離をあけて休憩していると、両側に侑と治がそれぞれ挟み込むように座ってきた)
侑「お疲れさん!水分ちゃんと取ってます?」
治「お腹空いたら言うて下さいね。プロテインバー持ってますんで」
(心配してくれているようで嬉しくなり、腕を伸ばして二人同時にわしゃわしゃと撫で回す)
(嫌がられると思いきや、目を細めて気持ちよさそうな治が甘えるように肩に顔を乗せてきた)

治「ん。もっと…」
(すりすり、と頬擦りしてくる姿がワンコみたいで先程よりもゆっくり優しく撫でてみる)
(ふにゃっと顔を崩してゆるゆるな気の抜けた表情で満足そうに甘えてきた。かわいい)
侑「……(ムッ)」
(続いて反対側の肩に重みを感じて目を向けると、ムスッとして不機嫌そうな侑が同じように肩に頭を乗せてきてグリグリと擦り付けてきた)

侑「俺やって甘えたい。俺だけ除け者にするん?…撫でてや」
(耳の裏をくすぐるようになぞったあと、優しく丁寧に侑の頭も撫でてあげる。目元を赤らめながら撫でる手に擦り寄るように甘えてきた侑にキュンとして、頬も撫でてあげた)
(その光景を見ていた部員が“猛獣使い”と謳っていた)