(腹減ったという治の言葉に3人でコンビニへ向かった)
(コンビニ限定の新作スイーツに目を惹かれて手に取るが他より少し値が張るそれに今月はお金を使いすぎたからなぁ…と悩んだあと泣く泣く棚に戻した)

(すると、横からにゅっと手が伸びてきて戻したはずのスイーツが再び棚から離れて…)


治「これうまいんスか」

(本格派おにぎり、と書かれたおにぎりを何個か抱えた治の手に渡ったスイーツ。食べたことはないけど美味しそうだと告げると「じゃあ買うてみよ」とおにぎりの上に追加された)




侑「サムー!財布忘れた。500円貸して」
治「嫌や。このあいだ貸した500円を返してから言え」
侑「あとで返すて」
治「お前のあとではあとでとちゃうねん。あとであとで詐欺や」


(揉めながらも何とかレジを終えて3人でコンビニを出たあと。購入したおにぎりを鞄に詰め替えた治がビニール袋をこちらに差し出した)
(……?)


治「○○さんに買うたんで食べてください」


(まさか、とビニール袋を覗くと先ほど諦めたスイーツが入っている。ビックリして治を見上げれば照れ臭そうに笑みを浮かべてこちらを見ていた。食べたかったこと気づいてたんだ…)

(財布を取り出した手を「勝手に買うただけなんで」と優しく制した治にありがとう!とお礼を告げると何故か悔しがる侑が間に割り込んできた)


侑「なっ…サムにだけ好い顔させへんで!!お、俺もおごる!○○さんにスイーツおごったる!」
治「ハァ…?何を対抗してんねん」
侑「ちょっと待ってください!すぐに戻………あー!あかん財布忘れたんやった…サム500円貸して」
治「お前ええ加減にせえ!この間の分とさっきの合わせて1000円はよ返せよ」


(賑やかな帰り道となった)
△(〜この後治と結婚した〜)
△宮兄弟と一緒に帰る