(じわじわと込み上げてくる涙を溢さないようにぐ、と力を込めながら手当を続けていると、心配そうに声をかけてきた)


侑「あ、あの…っ、すんません!……俺らのせいですよね。もう今日はケンカせんて約束するんで 泣かんといてください……。○○さんの泣き顔みとると胸が痛くてしゃあないねん…ケガしとる俺らより苦しそうやし…」


治「ホンマにすみませんでした。マネージャーの…ましてや女の子の前でケンカするもんやなかったです。怖かったですよね。それなのに手当てしてくれてありがとうございます」


(遠慮がちに二人から頭や背中を撫でられて、耐えきれず泣いてしまった。慌てたようにギュウギュウと二人から抱きしめられてしまい少し暑苦しかったが喧嘩は収まったようだ)
△……っ!(手当てしながら目に涙をためる)