(朝から体調が悪く誤魔化しながら過ごしていたが悪化する一方)
(荷物を取って立ち上がった瞬間、目眩がしてふらついてしまい後ろに倒れそうになった所を逞しい腕で抱き止められた)


顔色が優れないようだが…体調不良か。

(みんな頑張って練習しているのにマネージャーの自分が体調管理も出来ないと思われてしまうのが悲しくて溢れてしまいそうな涙を耐えていると、ふわりと優しくタオルをかけられた)

あまり無理はするな。
…誰にでも体調を崩す時があるだろう。お前は特に頑張り過ぎるきらいがあるからな…休んで健康状態を改善することもまた必要だ。
皆を支えて日頃から良くしてくれている事を俺は知っている。

(ちゃんと見ている、と背を撫でられて我慢出来ずに泣いてしまった。それに気づいたみんなが駆け付けるまであと──…)
□ふらつく