(軽い物だから、と高い場所に積んである荷物を背伸びして引っ張るように降ろそうと試みるが、それに引っかかり他の荷物まで巻き添いで下に落ちそうになった。……寸前で逞しい腕が伸びてきてしっかり支えられて落下は魔逃れた。青根が気づいて支えてくれたようだ)
…無理はするな。使いたい物があれば俺たちが代わりに取る。怪我をしてからじゃ遅い。
(こくん、と素直に頷くと青根の表情が柔らかくなって微かに笑ったように見えた。それから暫く備品出しや整理整頓に付き合ってもらったが文句ひとつ言わず動いてくれた)
×背伸びして物を取ろうとする