「コンコン」

めぐみん達が住む屋敷を訪ね、めぐみんがノックをすると、アクアが出てきた


「どちら様・・・あら、めぐみんじゃない、と!あんたは!」


早速先日の孤児院のことを思い出したようだ


「ちょっとあんた!

私が孤児院で布教活動していたことをあのクソ悪魔にチクったでしょ!

おかげで次の日の昼間から襲撃されて大変だったんだからね!」


「えぇ!?やっぱりあなたが関わっていたんですか!?」


ホワイトデーの日、めぐみんには関りがないと言ってしまっていたので、俺は慌てて事情を説明する


「なるほど・・・いつものアクアのはた迷惑な行動が原因ですね」

「いつもって何よいつもって!

それに迷惑じゃないはずだから!」



アクアが若干涙目になりながらめぐみんと言い合っていると、奥からダクネスが出てきた


「なんだ騒々しい・・・お、こないだ孤児院にいたキミか」


ダクネスに会釈し、今の騒々しい状況を説明する


「まぁ大方こんなことだろうとは思っていたよ

キミの活躍のおかげで、あれから孤児院は平和そのものさ、ありがとう」


「いえ、それほどでも・・・」

「なんで私が悪者になってるのよー!!!!」


アクアがまた大声で騒ぎ始め、ダクネスとも言い合いが始まったので、さらに奥から男性が出てきた


「おいアクアうるせーぞ!

静かにしないとお前が大事にしている酒を全部トイレに流してやるからな!」


「それだけはだめええええええ!!」


アクアがその男性にすがりつきにいき、やっと玄関先からいなくなると、ダクネスが尋ねてくれた


「そういえば・・・今日はめぐみんも一緒で、何用かな?」



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