○○さん、今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。
…○○さんは、今日一日どうでしたか?
僕は…本当に夢のようで…今日が終わってしまうのが本当に惜しい…まだまだ恋人と行きたい場所、やりたいこと、沢山あったんですけどね。
23:59…もうすぐこの夢のような時間は終わってしまいますがその前に…
最後にひとつだけ…○○さん
目を閉じて頂けますか?

…せっかく『恋人』なんですから、他の望みは叶わなくても…
…………………………………

……ふぅ…残念、もう少しの所で『0時』を報せる鐘に邪魔されてしまいました。
『0時』じゃあもう恋人ではありませんし『キス』をするわけにはいかなくなってしまいました。
…なのでそれは、○○さんを本当の意味で恋人に出来た時までとっておくとしましょう。
…ちょうどいいところにタクシーもあることですしタクシー代をお渡しするのでこれで送ってもらってください。では……

Arrivederci, mia amata