名前:笹山みとね

さてここで問題です。今39杯目でしょうか?

禁酒

良いなぁ良いなぁ、君は友達多くて。その女の子ってニートのダメダメ人間相手でも手を差し伸べてニコッと微笑みながら「お友達になろ♡」って言ってくれるような慈悲深き女神なのかな〜。君の友達なら優しいんだろうね、きっと。紹介してくれたら勇気振り絞って吃りまくり噛みまくりの自己紹介から始めたいなぁ。同性の友達!ふひゃあぁ……なんて憧れる響き、歳上?歳下?出来れば年齢近い方が話しやすいかなーとか思いつつも同年代だと物凄い劣等感に襲われそうで初対面だと恐怖を抱いてしまうかもしれない。でもキラキラ輝く女の子に洋服選んで欲しい!頑張って頑張って一緒にショッピングに出掛けたい!あ、仲間外れになんかしないよ勿論三人で仲睦まじく!そんな願望は消えてくれないんだよねぇ。取り敢えず盃でも交わせば良いのかな、酔わせてしまえばこちらのものですぜもれなくこっちも酔うけども……ふへっ、ふへへへへへ……。



………。(何かやだなぁ。)

………………。(誰か知らない他の女の子。)

……………………。(いっそ連れて来てくれないかな。)

…………………………。(そしたら、そしたら。喋っててこんなに寂しくならないのに。…贅沢者。当たり前だと勘違いしてる。)


(早口で食い付いてきたと思ったら、途中から相槌も打たずに黙り込んでしまった……。)









(…………う〜ん、何で私なんかに会いに来てくれるんだろ。異性との会話に飢えてて、代用品的なポジションに置かれてるならともかく。こんなに頻繁に会いに来てくれるのって何でなんだろ。考えてる事よく分かんないや……こんな、なんでもない世間話にモヤモヤしてチクチクして馬鹿みたいだなぁ。馬鹿みたい馬鹿みたい。良かれと思って話題振ってくれたのに変なやきもち妬いちゃってるの、ほんとに馬鹿みたい。あほ、目を覚ませ〜。友達でいてくれるのが奇跡みたいなものなんだからさ、チラッとくらいは現実見なきゃ駄目だ。でも今は目を閉じて酒に逃げます辛いから。)
他の女の子の話をする