(酩酊状態のみとねがフラフラと左右に揺れながら立ち上がったので怪我に繋がる危険を感じ、支えてあげようと歩み寄る)
(思いの外凭れ掛かって来たのでバランスを崩し、お粗末にも本末転倒。ソファーに折り重なるようにして倒れてしまった)
(自分の上に乗っかったみとねの熱っぽい唇が重なる。事故だからか酷く酔っ払っているからか、いつもは見せる拒絶反応は無いようだ)
あっ………。………………。ん、………。
(一瞬離れて二度、三度、何度も唇が弾かれて小気味の良いリップ音が鳴る。色気を感じない子供っぽいキスだ)
ん~~………んっ、……ふへへ、……んへへへぇ……。……あっ、離れちゃやだぁ…………こらぁ、はーなーれーるーなぁ~~~……。
(滅茶苦茶しがみついてくる……)
昨日のこと覚えてる?