名前:笹山みとね

さてここで問題です。今39杯目でしょうか?

禁酒

えっ?いやいやいやいや、えっ?急に物騒な言葉ぶつけてこないでよ何?何?はぁ~……ビックリし過ぎて喉から心臓飛び出るかと。

分かってるよ、口に出して言うくらいだから相応の理由があるって察しはつくよ。
その最期の瞬間をみとねさんと迎えたいっていうのも、それはそれで特別な存在なのかなって知れて、……嬉しい、とも違うかもしれないけど、言葉に出来ないような感情が胸の中に残ったよ。

けどさ。人生辛いことだらけだけど、君が命を落とす以外の方法で解決策探したいなぁ。

君が悲しくて苦しくて死んだ方がマシだなんて思いを抱いたまま、そういう道を選ぶのは……やだよ。何か力になれるなら協力するから。ね、離れないで。……お願いだから。

(どんなに高価な品を触る時ですら、ここまで丁寧に扱うだろうか)
(触ったら砕けるとでも思っているのだろうか)
(指先でなぞるように、あるいは触れるか触れないかの距離で熱を伝えるように、柔く優しく手を重ねてきた)
一緒に死のう