…これを。

<御剣さんは視線を外すと、後ろ手から花束を差し出して来た


ピンク色の薔薇を、五本>


…いつもありがとう。
私の毎日に色をくれて、本当に感謝している。



……気恥ずかしいな、やはり。

良ければ飾ってくれ、枯れるまで。



……また来年も、こうしていられたらいい、と願っている。

これからもよろしくな、くん。