《旅人は目狩り令や鎖国を終わらせた張本人ということもあり、特別待遇を受けていたが、大半はその威光に預かりたいがための役人や商人が媚びを売って擦り寄って来てるにすぎなかった。

渋々城下町に繰り出しもしたが、今日の主役と持て囃され、一人であの賑やかさに揉まれ続けるのも耐え難く結局宴会場へ戻って来ていたが・・・

とうとう退屈が勝り、人目を盗んで宴会場を抜け出すことにした。》



暇なので早柚を呼び付ける
誘いを断られる4