はぁ。もう日暮れか・・・時が経つのはあっと言う間じゃのう。
もっと旅人だけとの時間を過ごしたいと言うのに…。
旅人…。本当にお主は凄いのう…?普段ならば宮司としての妾を頼りにした依頼が舞い込んでいるはず…。
それがどうじゃ?今日は旅人を除いてはただの一人も妾を訪ねて来るものがおらんかった。
これは偶然か?・・・否…。
今日の為に旅人が妾に来るはずだった依頼を全てこなしたのであろう?妾がそんなことにも気付かぬと思うたか?
はぁ…。旅人にはいつもいつも驚かされてしまうのう…
誕生日など普遍的なこと。それを祝うのにこれほどの労力を割く者などおるまい?
まったく…それにしても言うは易し行うは難しじゃ。妾への依頼など簡単にこなせる量ではあるまいに、今日の為にそれをやり切ってみせるとは…。
やれやれ、旅人よ。一体汝はどれだけかっこいいんじゃ?妾を惚れさせるのも大概にせよ…///
神子の為と思えばなんだって出来る