兵士B:しかしまさか、あいつが幕府軍を辞めちまうなんてなぁ?
兵士C:ああ、何があったんだろうな?あのバレンタインの日を境に急に連絡もなしに来なくなるなんてなあ?
そういえばお前は一緒に訓練に戻ったから、最後に会ってるのはお前だよな?何か知らないのか?
兵士B:ん?ああ、あの日は結局、俺は行くのやめたんだよ。
兵士C:なーんだ、薄情な奴だな?まあ、折角頂いた休みだったもんな?
兵士B:あー、いや…、はは。実はな?あのとき稽古場に戻ろうとしたらさ…。
・・・社奉行のご令嬢の、白鷺の姫を見かけたのさ!
…ああ、本当に麗しかったなぁ〜。
実を言うと俺はあの方にぞっこんなんだ。あの透き通る美しさは稲妻一だ!
はっ!?…う、噂をすればだ!見ろ!あの可憐な佇まいを…!
ん?なんだあの異国の装いをした男は・・・神里綾華様相手に馴れ馴れしい礼儀知らずだな!
(ずかずか…)
兵士C:おい!まだ訓練の途中だぞ?どこに行くんだよ!はぁ、まったく。
休憩ってことで口裏を合わせておいてやるか〜…→
裟羅バレンタイン番外編6