それも仕方あるまい。旅人は旅人、根無し草で放浪の身となれば、その者と添い遂げるのは至難のことじゃ。

少なくも童は自身が旅人であると隠さず明かしておる。

裏を返せばモテこそせずとも、そなたに惚れ込むものは皆、相応の覚悟をもって旅人と向き合っておる。
モテない