ほなまたな〜♪


子供たち「うん。またねー」


ほな次に近いんはこっちやな。


子供たち「えー、ぼくまだ帰りたくなーい」


あかんで〜?あんま遅なると妖怪よりも怖〜いもんが出てくるで?


子供たち「よ、妖怪よりも怖いものって…(ごくり)」


あんたの母ちゃんや。


子供たち「す、すぐ帰ろう!」


よーし、素直でよろしい♪


《年長者だけあってまとめて解散なんてことはせず、宵宮は一人ずつ面倒見よく子供たちを家の前まで送っていった。

子供たちを見送るごとに一人、また一人と宵宮と旅人の並ぶ距離が近付いていく。

最後の一人を見送った後は、いつ手が触れ合ってもおかしくないほど二人の距離は密接になっていた。

宵宮自身も旅人にナンパで声を掛けられたことはちゃんと意識しているようだ・・・》



宵宮の手を握る
ナンパしたら宵宮だった2