ダメ…♡

いつも言ってるでしょ?私はファデュイの執行官。
あなたと敵対している組織のトップに立つ11人の幹部の一人なのよ?

好きだからと言ってそう易々とあなたとの子供を授かって許される立場じゃないの。




《無機物のような冷たい視線でじっと見つめたまま、あなたの手にサンドローネの手が重なる。》



……ねぇ、それでもまだ私に産ませたい…?

それならこんな風に、同意なんて得ていたら一生掛かってもムリよ・・・?


・・・やり方、本当は分かってるんでしょ?



《重ねられた手に重みが増す。ふと見るとサンドローネが身を寄せ顔を近付けていた。

ふわりと彼女の甘く優しい香りが鼻をくすぐるような距離。

二人の唇がいつ触れ合ってもおかしくない至近距離にも関わらず、サンドローネはそのまま平然と囁きを続ける。》




知ってるんでしょ…?私との赤ちゃん欲しかったら・・・

無理矢理…。……産ませる…。

・・・それ以外に方法はないって……あなたは初めから分かってるはずよ?



乱暴に押し倒して、嫌がる私を抑えつけて…。

力尽くで開かせた脚の間に潜り込んで、無造作に覆い被さる。


……あとは、分かるでしょ?


どするべきかも、その結果私がどうなるかも…。


けど、私だって執行官だもの。無抵抗じゃいられないわ。


あなたのこと、必死に拒んで、悲鳴もあげて……無駄だと分かっていても最後まで抗おうとする。


そう、無駄でもね…。…私だって執行官である前に一匹の女。女としてのプライドが残ってる以上無駄でもなんでも抵抗くらい試みる。


…ただ一つ残酷なのは・・・

いくら抵抗したところで、私は・・・・最後にはあなたに中に出される…


…当然、中に出されちゃったらもう私にはどうすることも出来ない。なのにその中出しすら拒めない…。

とっても理不尽…。不条理で無慈悲で受け入れ難いことだけど、事実男と女の身体はそう作られてる。


それに私みたいなのがそんな目に遭ってもただの自業自得。誰からの哀れみも貰えず、あなたも咎められずに済む…。


ねぇ旅人……




(気付けばサンドローネの唇が触れて重なっていた。)
サンドローネ子供産んで