彼女が名残惜しそうに柔らかい唇を離す・・・


・・・・これは、絶対にわざとだろう…。

二人の唇の間には透き通る糸が引き……音もなくプツリと途切れた…。

その様は憎さすら感じるほどに魅力的に映った。



……イジワル…///


どっちがだと言い返したくもなるが・・・今はそんなことどうでもよかった。


体に帯びた熱に身を任せ、両の手のひらでサンドローネの柔らかさを感じていた…


それでもまだ物足りなかった。…もっと。もっとサンドローネが欲しい。

彼女の生身を全身で感じたいと思ったときにはもう…衝動的に自分の重みを彼女に預けていた。
サンドローネバレンタイン3