それは結構。

私の目的もリネットと同じだ。ハッピーバレンタイン、旅人。


・・・・私が何の打算もなく贈り物をするのが意外だったか?

フフッ、部下が個人的に君への感謝の意を込めた贈り物をし、私が何もしないのでは面目が立たないと考えたまでだ。

それに、君と私はフォンテーヌを救うという利害の一致のためとはいえ共闘した間柄だ。

そして君の名声は留まるところを知らずに大きくなった。そんな君と親睦を深めるのは我々にとっても歓迎すべきことだ。


…というのは建前だがな。

本音のところは・・・いや、ここはホテルのラウンジだ。私の心根を打ち明かすには人が多すぎる…

不都合がないのなら君の部屋へ招待してくれないかな?



アルレッキーノをホテルの一室に連れ込む
アルレッキーノバレンタイン2