なぜ・・・・なぜ…、君がここにいる……
まさか、私の様子を見に来たとでも言うのか…?馬鹿な…あり得ない…。
わざわざ私の様子を見るためだけにこの拠点へ潜入したと言うつもりか…?
……もしそうなら・・・ふっ…相変わらず馬鹿げた発想と行動力だ。君ならそうだと言いかねないのが恐ろしい。
だが、それはあまりにも愚行だな?ここは敵陣…君が幾ら強かろうとも……
・・・・・。
…ふぅ…。いいや、強がりはやめておこう。
君はあの第六位を倒した男だ。それも、ただ倒した訳ではない。
神の心を駆使し神の力そのものを手に入れた六位を討ち倒した…。神に匹敵する力を持つ者は執行官の中でも僅かだ。今の私では到底敵うはずがないな。
それにこの拠点にいる戦略など、大半はただの一般兵に過ぎない。君を捕えるために全員召集したところで・・・
たとえ、我々執行官の最下位であっても・・・・そんな烏合の衆など全滅させるのには数分と掛からないだろう…(鋭い警戒心を放っていたアルレッキーノだったが、少しばかり思考を巡らせるとここでの戦闘がいかに無意味で馬鹿馬鹿しい行為なのかを理解し旅人への敵意を消失させた。)無警戒なアルレッキーノを後ろから抱き締めてお腹を撫でる
アルレッキーノに会いに行く2