これが稲妻の祭か……確かに悪くなかった。

売り物と言えば飴菓子やら金魚やら、いずれも子供じみたものが多いと軽んじて見ていたが・・・


…ふふ、全て楽しんでしまったよ。

それにこの喧騒と静寂の緩急は稲妻でしか楽しめない味わいだ。これをいわゆる風情、もしくはわびさびと呼ぶのかな?


…ふぅ、しかしこの『浴衣』という文化は馴染まない…。フォンテーヌの服飾文化はもっと多く着飾るものだからな

布一枚はあまりにも軽装すぎる・・・これで外を出歩くのには最後まで抵抗があった…///

実を言うと今も少しばかり落ち着かない……なに?下着はどうした。だと…?

何を言っている?浴衣に洋物の下着を着けるのは形が浮くから身に着けないものだと、これは旅人、君が言っていたはずだが?


それは昔の時代の話しだと!?ふ、ふざけるな!そんなこと、君は一言も言っていなかっただろう…!///
アルレッキーノと稲妻でデートする