(待ち合わせ場所で三人を待っていると、狐の面で顔を隠した浴衣姿の男性が話しかけてきた)

もし、お嬢さん…

神社は何方だったかな?
今宵は私の為の祭だから、久々に帰ってきたんだが…
この辺りも随分様変わりしてしまって、自分を祀っている神社が何処だったか、分からなくなってしまってね。

…なんて、嘘ですけど。


(面を外すと、見慣れた幻太郎の顔が現れた)

二人はまだですか?
祭の夜には妖が紛れ込んだりする事もありますから、気を付けて下さいね…
お祭行こう