ス「随分キザったらしいことしてくれんじゃねぇかぁ。イタリア男のが伝染ったかぁ?」

(銀糸をひと房掬いキスをすると、引っ張られるのを感じたのかスクアーロが振り返った)
(長い髪がサラリと美しく靡く)


ス「………。」


(あなたの頭にぽんと手を置き、そのまま滑らせるように髪を撫でる)
(耳の後ろ辺りから指を通して、するりと梳いた)
(はらはらと流れて元の位置に戻る髪を少量つまみ、とても大切なものを扱うように、そっと唇を当てた)


ス「…どうしたぁ?お前と同じことをしただけだぜぇ?
顔真っ赤にしちまって。この程度でビビってたら身がもたねえぞぉ!」
髪にキスする