(ベルフェゴールとマーモンと別れ歩いていると、向かいから大きな影が近づいてきた)
レ「ぬ…メイドか。
き、今日は天気がいいな!」
(とてもそわそわしている…)
(あまり気にしないようにして、持っていた包みをひとつ差し出す)
レ「むを!!?!?
く、くれるのか?……オレに…
〜〜ッッ!!!
は、初めて貰った…バレンタインのプレゼント…!!」
(感極まって泣き出してしまった)
(相当嬉しかったようだ)
レ「すまない、恩に着るぞ…
その…お、オレも用意したのだが…
女性に何を贈れば喜ばれるのか分からなくてな…不要なら捨ててしまって構わない」
(頬を染めながら小さな袋を差し出された)
(リボンを解くと、中には可愛らしいプリザーブドフラワーの髪飾りが入っていた)
レ「使用せずとも、飾ることも出来るかと思ったのだが…気に入って貰えただろうか?」
(きちんと真面目に先のことまで考えてくれていたようだ)
(笑顔で受け取りお礼を言った)
レ「…!!!
むおおおおお!!!!ボスぅぅうううう!!!!!」
(気恥ずかしくなったのか、あなたに背を向けて走り去って行った)
(あんなに騒いでXANXUSの怒りに触れなければいいのだが…)
(談話室に戻ろうと足を踏み出した…途端)
「ゔお゙おぉい!!!」