(放課後、今日こそ気付かれないようにとテニスコートのフェンスに近寄る)
なんや自分、また来とるん?
飽きもせんとようやるなぁ。しつこ過ぎて顔覚えたわ。
(がしかし、今日もまた気付かれてしまった……)
俺? ……あぁ、こうやって毎日毎日自分に声掛けて飽きんのか~ってか。
そら飽きとるよ。ずーっと言っとるやろ?
そんなことも覚えてられんのか、可哀想な鳥頭しとんのな。
……もう飽きたんや、こうやってただの友達みたいにフェンス越しに話して終わるんは。
やから……今日の放課後、教室で待ってて。
(ぎしりとフェンスを握り締めた彼の頬を染めているのは、傾き始めた夕陽だけだったのだろうか)
……この話まで忘れたら、地獄の果てまで追い掛けてったるからな。
ツンデレた_ver.白石