はは、そりゃあ良かった。
……いや、そう言われたんならもっと気合い入れんとか。
(くしゃり頭を撫でられたかと思えば、ふわふわと一房の尻尾を揺らした彼はコートへと歩いていく)
ほれ、行くぜよ切原ー。
切「え、まだ早くないっすか? ……あ、●●先輩だ! おーい!!」
行くぜよ。
切「ぐえっ……」
(こちらへ大きく手を振る切原くん、突然その首根っこを掴む仁王くん)
(初めからそうなるべきだったかのような当然さで行われた一連の動作は切原くんがコートに放り込まれるまで続いていた)
さて、俺は●●にえぇとこ見せんといけんけぇ覚悟しときんしゃい。
切「そんなら俺だって負けてられませんから!!」
うん!ちゃんと見てるよ!