『月子!!』
((痛みをこらえて歩いていると、前方から紫毛の狼っぽいのが走りよってきた。
その声は、豹那さん...!!))
豹那『一瞬貴女の匂いが消えたから驚いたわ...!
足を怪我したのね?
早く駆けつけられなくてごめんなさい...!
さぁ、のっt(ベシッ』
((豹那さんが屈んでくれた直後、白い何かが激突して、豹那さんが転がっていった。
近くの茂みまで入っちゃったぞ...。
見上げれば、美しい白馬にのった王子_____もとい、美しい白馬にのったレナさんがいた))
レナ「月子様!!
一瞬匂いが消えたので心臓が止まるかと思いましたよ!
足を怪我なされたのですね?
すぐn」
豹那『待てやァァァアアア!!!
テメェ番犬の娘私はスルーか!?
アウトオブ眼中か!?
私めっちゃ走って月子見つけて乗っけようとしてたときにお前の白馬がイノシンの如く体当たりしてきたんじゃねぇか!!』
レナ「いえ、何やら破壊獣的なものが月子様を襲おうとしてるのが見えまして思わず手綱を」
豹那『私って認識してんじゃねぇかテメェ!!
わざとだろ、絶対ェわざとだべ!!?
月子!!
こんな腹黒アサシン置いていくぞ!
乗れ!!』
レナ「貴女のように繊細さの欠片もないもふもふだけが取り柄の毛玉に乗っては怪我が悪化します。
月子様、どうか私の方へ。
屋敷一早い愛馬です。
素早く貴女を学園にお連れしましょう」
@襲われる時に強い力で掴まれ、痛む足を頑張って動かし帰る