((地獄が姿を潜めて、返り血で汚れた俊太くんが興奮覚めきらぬ様子で私をみた。


顔中に返り血を浴び、それを拭い舐めとる。
いつも優しい金色の瞳が獰猛な光を宿していた。


まさに、ハンター))



水前寺「動くなよォ?
死にたくなけりゃな」



((俊太くんはその鋭い爪で私を縛っていたロープを切ってくれた。

いつもより手付きは荒く気遣いの一つもない乱暴さで抱き上げられる。
端麗な俊太くんの顔が、目の前に来た))



水前寺「震えてるなァ?
ヌシサマ?

俺がこえぇってか?

ッヒャハハ!!
ッンなわけねェよな!?
ヌシサマは俺がこういうヤツってわかってて、俺のヌシサマになったンだから!!」



((私の頬に伝う汗を、俊太くんがベロリと舐めとった。
生暖かい舌が、私に更なる恐怖を与える))



水前寺「ヌシサマァ?
こんなとこまでわざわざ走って助けに来てやったんだぜェ?

なんかさ、褒美の一つでも...」




@それを離せ、水前寺




@ックヒャ...