「...サリット...?」





「そうさ、あのガキどもは、駒でもないさ。
あれらは私のかわいい...。


モルモットだ」





「...!!?」





「あれらは番犬と白薔薇の優秀な遺伝子をもって産まれた。
産まれ持った美貌と、強さ。
忠誠心。

母親を目の前で凌辱され、そのまま殺されて。
あの拷問を受けても生き抜いて。
父の斬首を目にしても。

あれらは生き抜いた。
あんなに優秀なモルモット見たことがない。


使わない手はないだろ」






「ッ...!!(ギリッ」





「最新の薬をあれらに射った。

私は、この手で作りたいんだ。

斬られても、撃たれても。
怯まず立ち上がり、立ち向かう兵士を。


あれらが試作品第一号と二号だ。

まぁ、二号...兄の方は逆に効果が強すぎて逆に失敗なようだ。

兵士が下半身不随なんて...」






「なッ...!!」





「そろそろ、あいつらを捕らえて解体しないとな。
色々調べなくちゃいけない。

二号は兎も角、特に一号だ。
あれは良い結果を見せてくれる。


嗚呼、解体前に。
あの白薔薇にそっくりな娘を味わってもみたいなァ!
ハハハハッ!!!」






「ッ...!!!
サリット...スチューデン...!!!」



:私も未熟です




:__